住宅の保証延長は不要?ハウスメーカー長期保証の勘違い!延長時の3つの選択肢。

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注文住宅

ハウスメーカーの保証期間って長いですよね。

ハウスメーカーの説明に行っても「ウチは長期保証をしているので安心です。」と説明されます。

この言葉を聞くと、長期間保証してくれるなんて余程家の造りに自信があるんだと思って安心しますよね?

大手ハウスメーカーだと30年保証であったり、60年・永年保証するメーカーもあります。

工務店だと保証期間は10年としているところが多いので、いかにハウスメーカーが長いのかが分かると思います。

果たしてハウスメーカーの様に長期間の保証は安心、必要なのでしょうか?

そんなハウスメーカーの長期保証について、皆さん勘違いしているところがあるので解説したいと思います。

保証期間は無料ではない

30年保証と聞くと不具合が起きたら30年間無償で直してくれると思いますよね?

それ、大きな勘違いです。

ホームページやパンフレットをよく見てみましょう。

保証のページの隅に小さく「※10年ごとに当社指定の有料メンテナンスを受けることが条件」というニュアンスの文章がありませんか?

つまり、長期間の保証を受けたければお金払って自社でメンテナンスしてねってことです。

保証延長は損?

保証期間中に不具合が起きたら無料で修理となりますが、よく考えるとコレちょっと損するんです。

《例》

17年耐久の屋根があったとします。

10年目に点検をします。(点検は無料)

そこで保証を10年延長する場合、ハウスメーカーはそのままでは次の10年の保証はできませんので屋根のメンテナンスを要求します。

今度は20年後も点検をします。(点検は無料)

その時も17年耐久の屋根ではハウスメーカーは次の10年を保証できませんので、メンテナンスを要求します。

そうして保証を伸ばしていくと17年耐久の屋根なら30年で1回のメンテナンスでよかったものが、保証を伸ばすために3回のメンテナンスをすることになってしまいました。

数万円のメンテナンスならいいですが、100万円以上掛かる場合がほとんどです。

保証期間を延ばすためだけにメンテナンスするなら、保証に入らずに耐久年数ごとにメンテナンスした方がいいと思いませんか?

保証対象は構造躯体と雨漏りのみ

保証と聞くとなんでも直してくれそうですが、実は構造躯体と雨漏りだけなんです。

内装や配管の水漏れなどは対象外になります。また、自然災害に起因するものも免責となり対象外です。

リフォーム会社に頼んだら保証はなくなる

ではリフォーム会社にメンテナンスを頼んだらどうなるのか?

ハウスメーカーの保証の延長はできなくなります。また、保証期間中だった場合も保証が無くなります。

これは元々ハウスメーカーの施工が原因だったのか、リフォーム会社の施工が原因なのか、責任の所在が分からなくなるからです。

新築だと法律上10年間の瑕疵担保責任の義務がありますが、リフォームにはそれがありません。

結局はハウスメーカーに頼むしかない

ハウスメーカーの有料メンテナンスは高いし、保証無くていいから安いリフォーム会社でメンテナンスしようと考える人もいると思います。

ですがそれはあまりお勧めしません。

なぜならハウスメーカーの工法は独自のもので一般には出回っていないからです。

ですのでリフォーム会社が行うメンテナンスがその家に合っているかは分からないのです。

壁紙などの内装関係ならいいですが、構造躯体に関することは、そもそも部品が無い場合があるので、対応してくれない場合もあります。

無理やりやる場合は代替品で対応することになりますので、部品がしっかりマッチしているかは素人には分かりません。(リフォーム会社は大丈夫ですと言うと思いますが…)

それでも気にしないという人はいいですが、保証もなくなるのに純正でない部品を使うというのはあまりいい気はしないですよね。

結局はハウスメーカーに頼むしかないのです。

まとめ

選択肢は3つ

最初の保証期間延長のタイミングで取る行動の選択肢は以下の3つです。

①保証延長時期の定期点検ごとにハウスメーカーの要求通りの有料メンテナンスを行う
②保証はやめて、修繕が必要な時に必要な分だけ有料で行う
③保証はやめて安いリフォーム会社でメンテナンスを行う

①保証延長時期の定期点検ごとにハウスメーカーの要求通りの有料メンテナンスを行う

保証は延長されますし、有料ですが構造を知り尽くしたハウスメーカーがメンテナンスを行うので家がいい状態で保たれます

お金は掛かりますが、もっとも安心できる選択肢です。

②保証はやめて、修繕が必要な時に必要な分だけ有料で行う

保証期間が終了するため不具合が起きた時は全額自己負担となります。

過度なメンテナンスを行うわけではなく老朽化してきたときにメンテナンスを行うので、メンテナンスの回数を減らすことで費用を抑えることができます

しかし、完全に壊れてしまってから修繕を頼むと予想外の金額を請求されることになるかもしれませんのでメンテナンスのタイミングが難しいです。

③保証はやめて安いリフォーム会社でメンテナンスを行う

保証期間は終了し、完全にメンテナンス会社を乗り換えます。

ハウスメーカー独自の工法があるので構造躯体のメンテナンスは難しいかもしれません。

費用が抑えられる反面やってくれたとしても少し不安が残ります

私ならこうする

あなたならどうしますか?

私なら、とりあえず定期点検の結果と見積もりを見て、払う価値があると思えば①そうでなければ②にします。

JIOリフォームかし保険という選択肢

ちなみに、ハウスメーカーの保証をやめる場合、JIOリフォームかし保険というのがあります。

これは(株)日本住宅保証検査機構が行っているもので、リフォーム会社の工事を5年間保証してくれるというものです。

被保険者はリフォーム会社となるので施工主が依頼してリフォーム会社に入ってもらうことになります。

費用は施工主が負担し、保険料と検査料合わせて工事費用の5%前後です。

これを高いと見るか、安いと見るかはあなた次第です。

また、この保険に入れるのは登録事業者に限られます。保険に入りたい場合は事前にそのリフォーム会社が登録しているかどうかを確認しましょう。

極論工務店で建てればいい

極論ですが、工務店で建てればこんなこと考えずに10年間の保証期間が終わったら好きなところでメンテナンスができます。

オープン工法なので部品が無いなんてことも無いですし、仮に工務店が倒産しても他の会社で何とかなります。

我が家は、保証だけで選んだわけではないですが、保証も考慮して工務店で建てました。

最後に

建築業界は日々進化しています。

この記事が当てはまらないハウスメーカーや工務店があるかもしれません。

保証について気になる方はハウスメーカーや工務店のパンフレットを隅々まで読んだり、担当者に聞いてみてください。

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