【わかりやすい工務店の選び方】耐震性を重視する人が見るべきポイント7つ

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工務店選び

工務店選びで耐震性を重視する人が見るべきポイント7つ

家を建てる時に耐震性を重要視される方は多いのではないでしょうか。

しかし、耐震性を重視して工務店を選ぶ時に何を比較すればいいか分かりませんよね?

そんな方のために、耐震性で選ぶ時に見るポイントと、良い工務店と悪い工務店の違いを、【良い工務店=〇・普通の工務店=△・悪い工務店=✕】の様に見やすくまとめてみました。

基礎

〇ベタ基礎(一体打ち)
△ベタ基礎(二度打ち)
✕布基礎

いくら建物が頑丈でも土台となる基礎が弱ければ地震に耐えられません。

面で支えるベタ基礎に対して点で支える布基礎は耐震性が劣ります。

同じベタ基礎でも「一体打ち」と「二度打ち」があります。

一体打ちは床面と立ち上がり部分のコンクリートを一度に流し込んで固めることで、床面と立ち上がり部分の継ぎ目を一体にでき、床面と立ち上がり部分を分けて固める二度打ちより強度が出せます。

また、耐震以外にも基礎から白アリが入る隙間が無くなるというメリットもあります。

ただし、一体打ちは難しく職人の技術や必要でなかなかできる人がいないようですので、一体打ちを行う工務店も少ないです。(私が訪問した工務店の中でも1社だけでした。)

慣れていない工務店に無理やり一体打ちをやらて逆に強度が下がる可能性があるので、自信をもって一体打ちができる工務店なら任せましょう。

耐震等級

〇耐震等級3等級(最高等級)
✕耐震等級2等級以下

耐震等級とは建物がどの程度地震に耐えられるかを示す等級です。

耐震等級1は震度6強~7程度の地震に対しても倒壊・崩壊しないしない程度の強度で、建築基準法の最低ラインです。(倒壊・崩壊しないだけで、その後住み続けられるわけではなく、あくまで1回の地震で人が死なないように国が定めた基準です。)

耐震等級2は耐震等級1の1.25倍、耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる強度です。

最近は耐震等級3が主流になってきていて、たまに耐震等級2の工務店がある感じです。

耐震等級1で建てる工務店は見たことないです。

また、「申請すると費用が掛かるので申請しませんが、うちは耐震等級3相当の強度です。」という工務店がありますが、地震保険料が一般価格の半額になるので本当に耐震等級3相当の強度なら、費用が掛かっても申請してもらいましょう。

制振装置

〇標準装備
△オプション装備
✕導入不可

制振装置は地震の揺れを軽減してくれる装置です。

耐震等級は地震で倒壊しないことが目的でその後住めるかどうかは分かりませんでした。

制振装置は揺れを軽減することで家屋へのダメージを減らし、地震の後もそれまで通り住めることが期待できます。

各メーカーから色々な制振装置が出ていて、それぞれ特徴が違ういますが、大体50~80%の揺れの軽減が期待できます。

工務店ごとに導入している制振装置が違うので何を導入しているか確認しましょう。

施工実績のない装置を設置してもらうのは、施工不備が不安なので、何の制振装置を導入しているかHPなどにしっかり明記している工務店にしましょう。

免震装置

〇オプション装備
△設置不可、制振装置設置可能
✕免震装置、制振装置ともに設置不可

制振装置が揺れを軽減するのに対して、免震装置は基礎と建物の間に設置することで揺れを建物に伝えないようにする装置です。

工務店では制振装置の方が多く、免震装置を導入している工務店は多くありません。

制振装置よりも建物にかかる負担は軽減できますが、その分費用も高額になります。

免震装置を付けれるなら安心ですが、100万円程の追加予算が必要になるので制震装置とどちらにするかは予算次第です。

構造計算

〇標準で実施
△有料で希望すれば実施
✕行わない

構造計算とは地震、台風、大雪などの力に対して建物にどのように力が働き、どのように変形し、耐えれるのか計算するものです。

構造計算は義務ではないのでやらなくても家は建てれますが、きちんと構造計算をした家とそうでない家では耐震性に大きな差が出てきます。

標準で構造計算をやっている工務店は安心です。

希望すれば有料で行う工務店もありますが、費用が50万円と高額のところもありましたので、値段も確認した方がいいでしょう。(私の工務店は標準でしたが、見積書には15万円と記載されていました。

柱の太さ

◎4寸
〇3.5寸

住宅の柱は3.5寸が主流で太いと4寸です。

3.5寸でもしっかり計算していれば問題ないですが、4寸あれば安心といったところです。

地盤調査

〇行う
✕行わない

地盤が軟弱ではないかは基礎よりも重要です。

調査の結果、地盤改良が必要になれば高額な費用が掛かりますが、後で地盤沈下して家が傾くことを考えたら仕方ありません。

そもそも軟弱な地盤のところに建物は建てれませんので、地盤調査をやらないという選択肢は無いです。

建て替え等で前に家が建っていたとしても地盤調査は必要です。

家の形が変われば重量が掛かる土地の地点も変わるので、前に建っていた家が良くても新しく建てる家の真下の地盤がいいかは分からないからです。

また、建物の四隅と中央の5か所でやるもの(一般的なスウェーデン式サウンディング試験の場合)なので、新しく建てる間取りが完成してからでないとできません。

ですが、ネット上では「前に建っていた建物の時の資料を使われた」「地盤調査していないのに着工した」などのトラブルが起きているようです。

地盤調査を行わない工務店があるのは信じられませんが、ちゃんとやってくれるか確認しましょう。

やらない工務店はやめましょう。

私の選んだ工務店は?

ちなみに私の選んだ工務店は

・基礎  ベタ基礎(二度打ち)
・耐震等級  耐震等級3
・制振装置  制震ダンパー設置
・免震装置  制震装置設置のためなし
・構造計算  標準で実施
・柱の太さ  3.5寸
・地盤調査  行う
でした。

やはり耐震等級3と制振装置と構造計算は外せませんでした。

基礎は一体打ちが良かったですが、できる工務店が構造計算やってなかったので断念。

柱の太さは特に気にしませんでした。

まとめ

どうでしたでしょうか?

全て【良い工務店=○】になる工務店は少ないかもしれませんが、耐震性で選ぶなら自分の譲れないポイントがそろっている工務店を探していくといいでしょう。

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