注文住宅は建てるまでがゴールではありません。
建ててからもメンテナンスをしっかり行っていく必要があります。
ですので、工務店のアフターサービス、メンテナンスなどはとても大切です。
しかし、建ててみないとアフターサービスやメンテナンスが良い工務店かは分からないですよね?
今回はアフターサービスが良い工務店かどうかを事前に見分けるポイントを紹介します。
アフターサービスの良い工務店を選ぶ時のポイント4つ
わかりやすく下記の3段階で評価していきます。
【〇=良い工務店、△=普通の工務店、✕良くない工務店】
定期点検
△無償メンテナンスが切れるタイミングで定期点検スケジュールがある
✕点検スケジュール、点検項目が明確じゃない
住宅の品質を維持するために定期的に点検を行いメンテナンスすることが大切です。(もちろん無料で)
日常生活で分かる不具合はすぐに気づけますが、床下や屋根裏など普段見れない所や見ても素人ではわからない所は工務店に来てもらって見てもらった方がいいです。
△の無償メンテナンスが切れるタイミングというのは、私の工務店の場合
1年→電気設備の動作不要、2年→ドアの作動不良、5年→白蟻損傷、10年→構造体・防水
というタイミングで無償メンテナンスが切れます。
この無償メンテナンスが切れるタイミングに合わせて点検を行っている工務店の方がいいという事です。
2年目にドアの作動不良があったとします。
定期点検が1年目と3年目の工務店だと3年目の定期点検時に発見してもメンテナンス費用は有料になってしまいます。
こうならないように定期点検は毎年、もしくは無償メンテナンスが切れるタイミングで点検をやれば「点検したときには有料になっていた」という事態を防げます。
不具合が起きた時に連絡すれば問題ないのですが、小さな不具合だといちいち連絡して来てもらうのも面倒なので、毎年点検に来てもたってまとめて直してもらった方が楽です。
長期保証
✕無償の保証期間が構造躯体・雨漏りの10年のみ
長期保証と言っても構造躯体と雨漏りに対しての保証は法律で義務付けられているので、どの工務店も10年間はあります。
見るポイントは
「保証延長なしで10年目以降も保証があるのか?」
(30年保証と謳っている工務店も10年目以降は延長のためにメンテナンスや保証料金が必要というところが大半)
「構造躯体と雨漏り以外の保証が何年あるのか?」
(建具や設備の保証は2~5年が殆どで長期保証するのは構造躯体や雨漏りなどだけ)
です。
初期の保証で10年より長期であったり、建具や設備、内装などの保証が3年以上あったら良心的な工務店と言えます。
上記で「初期の保証」としているのは、保証延長には落とし穴があると考えているからです。詳しくはこちらを見て下さい。
ハウスメーカーの長期保証、勘違いしていませんか?保証延長は不要?
トラブル対応
✕定休日などは連絡がとれない
水漏れ、鍵の故障、ガラス破損、など家のトラブルは突然やってきます。
そんな時、急いでいるのに工務店に繋がらないとどうしていいか困りますよね。
工務店が24時間365日対応してくれる窓口があるか確認しましょう。
私の工務店も24時間365日対応の窓口がありますが、私の場合現場監督の電話番号を聞いているので、不具合が起きたら直接電話して対応してもらってます。
その方が早いですからね。
評判
✕事前に調べたアフターサービスとは違う
ここまではホームページや営業マンが言ったことを信じるしかないので、実際の対応は建ててみないとわかりません。
なので、実際にその工務店で建てた人にアフターサービスについて聞いてみるのが一番です。
もしかしたら、
「10年保証と言っていたのに実際修理するときには費用が掛かった。」
「24時間365日対応と言っていたのに電話しても繋がらなかった。」
などの事態が発生しているかもしれません。
身近に建てた人がいなかったらネットの口コミで調べてみてもいいと思います。
まとめ
アフターサービスが良い工務店か見わけるポイントは、①ホームページや営業マンに定期点検、保証、トラブル対応について聞いてみましょう。
次に、②その情報が正しいのかを既にその工務店で建てた人に聞いてみたり、ネットの口コミで確認しましょう。
家は建てるまでは1年くらいですが、建ててからは20年、30年、一生と長いです。
人生の半分以上の長い付き合いとなるので、アフターサービスがしっかりしている工務店を選びたいですね。
コメント